何のために働いているのか分からなくなった夜、ベンチ台が教えてくれたこと

❤️心を立て直す

「何のために働いているのか」──ふと立ち止まる瞬間

区役所の仕事をしていると、たまに思う。「俺、何のために働いてるんだろう」と。
人のために動いているはずなのに、感謝よりもクレームが多い日。
制度に縛られ、自由に動けない。
成果が数字で見えにくく、達成感も薄い。
そんな時、俺を立て直してくれたのが、筋トレだった。

筋トレの副産物は、“覚えてもらえること”だった

会議で初対面の人に「あのガタイの人」と言われる。
それだけで話のきっかけになるし、少し得した気分になる。
筋肉は、無言の名刺だと思う。
努力を形にしてくれるし、「ちゃんと積み上げてきた証拠」がそこにある。
外見が変わると、気持ちまで変わる。これは想像以上だった。

心が折れた時、支えてくれたのはベンチ台だった

最愛の人と別れた時、正直、何も手につかなかった。
でも、ジムだけは行った。
何も考えずにバーベルを握る。
ただ重さと向き合ううちに、心が少しずつ静かになっていった。
「何かを失っても、自分を保つ方法はある」──それを教えてくれたのが鉄だった。

忙しい日々でも、「3歩進んで2歩下がる」でいい

仕事が山積みで、トレーニングに行けない週もある。
焦るけど、それでもいい。
止まらなければ、少しずつでも前に進める。
筋トレも人生も、ペースは人それぞれ。
自分のリズムで、前に進めばいい。

地味な積み重ねが、一番強い

公務員の仕事も筋トレも、派手さはない。
一瞬で結果が出るわけじゃない。
でも、地味な積み重ねほど、後で効いてくる。
区民対応で疲れた日でも、ジムに行けば“自分を取り戻せる”。
そうやって、少しずつ「立て直す力」がついていった。

筋トレは、逃げ場であり、戦う場所

忙しい日は、整える時間。
余裕のある日は、戦う時間。
落ち込んだ日は、逃げ場。
どんな日でも、バーベルの前に立てば、自分をリセットできる。
筋トレは、もう趣味じゃない。生き方そのものだ。

まとめ:淡々と積み上げる、それが一番の強さ

成果が出るまで時間がかかってもいい。
焦らず、比べず、淡々と積み上げる。
“続けている自分”が、一番の成果だ。
今日もまた、静かに、地味に、前へ進もう。
そして、ベンチ台の上で少しだけ笑う。「まだいけるな」と。

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